リニューアル

『タスク管理ツールって言ってるけど、ぱっと見は物件管理ツールだよね?』── ReTime のホーム画面を変えました

リニューアルの要点

  • 何が変わった? ホーム画面(ログイン直後)を「物件タイムライン」から「タスク一覧」へ切り替え
  • きっかけ 「タスク管理ツールって言ってるけど、ぱっと見は物件管理ツール」というお客様の一言
  • 背景 言葉では「タスク管理ツール」と謳ってきたのに、UI が物件管理寄り。「言ってることと見た目が違う」状態だった
  • 狙い 「次にやるべきタスクが、迷わず目の前にある」という ReTime の価値を、最初の画面で一目で伝える
  • 変わらないこと 物件カンバン・タイムライン・カスタマイズ性などの既存機能はそのまま

「タスク管理ツールって言ってるけど、ぱっと見は物件管理ツールだよね?それなら既存のサービスにいくらでもあるし。」

ある不動産屋さんからの率直な一言が、ReTime のホーム画面を変えるきっかけになりました。

言葉では 「タスク管理ツール」 と謳ってきたのに、見た目は 物件管理ツール。この記事では、その自己矛盾に気づくまでの経緯と、UI を言葉に追いつかせるためにやったこと、変わった点と変えなかった点をまとめます。

旧 — タイムライン
旧UI: 物件タイムラインがホーム画面
新 — タスク・記録
新UI: タスク・記録がホーム画面
タイムラインではなく、タスクを画面のトップに。

1 言葉と UI が、ズレていた

ReTime はサービス開始時から、「不動産屋さんのためのタスク管理ツール」 と位置付けてきました。「次にやるべきことを迷わず進められる」という体験こそが、ReTime が提供したい価値です。

ところが、ログイン後の最初の画面は 物件タイムライン でした。過去の活動が時系列でずらりと並ぶ画面 — これはこれで便利ですが、不動産業界にはすでに似たような画面のサービスがたくさんあります。

ある不動産屋さんからの一言で、ハッとさせられました。

「タスク管理ツールって言ってるけど、ぱっと見は物件管理ツールだよね?それなら既存のサービスにいくらでもあるし。」

確かに、と思いました。私たちは「タスク管理ツール」と 言葉では伝えてきた のに、開いた瞬間に並ぶのは 物件のログ。価値の中身は task management なのに、見た目は property management。これでは「他とどう違うの?」「結局どんなツールなの?」と、お客様が混乱して当たり前です。positioning と UI が、ズレていたのです。

2 ホーム画面が「タイムライン」から「タスク一覧」に

そこで、ログイン後の最初の画面をリニューアルしました。

タスク・記録一覧
タスク・記録一覧の画面
カレンダー
カレンダー表示の画面
タスクを一覧やカレンダーでまず確認してから、1日の作業に入る ── そんなサービスへ。

旧UI(〜2026年4月)

物件タイムライン

  • 📜 「物件」を見て「何があったか」確認
  • 🕐 過去の経緯を追う情報設計
  • 🔄 振り返り・引き継ぎに最適

新UI(2026年5月〜)

タスク一覧

  • ✅ 「タスク」を見て「何をすべきか」判断
  • 🎯 これからの行動を決める情報設計
  • ☀️ 朝イチの「今日何する?」に最適

タイムラインは今も健在です。物件・顧客・オーナーごとの活動履歴は別タブからいつでも見れます。「振り返り」と「これから」を、それぞれ最適な画面で扱うように整理しました。

3 タスク一覧起点の操作フローへ

新しいホーム画面(タスク一覧)は、ただタスクを並べるだけではありません。「タスクから始まって、必要に応じて物件・顧客を紐づける」という新しい操作フローを実現しています。

ホーム画面の上部には、4つの追加ボタンを用意しました。

タスク一覧の4つの追加ボタン
物件起点・フリータスク・対応記録・ステータス変更を1ヶ所から
🏠

物件にタスクを追加

既存物件 or 新規物件に、ステータスに応じたタスクをセット。

📝

やることをメモ(フリータスク)

物件に紐づかない業務を記録できます。社内MTG、経費精算、YouTube撮影、月締め報告など、定型に収まらないものはここへ。

対応を記録する

問い合わせ・内見・折返し・オーナー連絡などをその場で記録。事務所に戻ってから入力する手間がなくなります。

➡️

物件のステータスを進める

申込受領・契約処理・入居開始など、ステータス変更を伴うアクション。サブタスクの一括セットも同時に。

これまで「物件登録 → 物件のタスクを進める」しかなかった導線に、「タスクが先、物件は後から紐づく」ルートが加わりました。物件未登録の段階からでも、タスク管理は始められます。

そして、こうした記録を 日々こなして、チームに共有していく うちに、自然と積み上がっていきます。すると——

👀

いま「何がどうなってる」がパッとわかる

どの物件が・どこまで進んでいて・誰が動いているか。チームの全員が、ホーム画面を開いた瞬間に把握できます。

📊

あとから分析できる

蓄積された記録が、振り返り・改善の素材に。どこで詰まりやすいか、誰がどれだけ動いたか、傾向が見えてきます。

4 タスク中心化に向けた強化機能

リニューアルに合わせて、タスク管理機能そのものも強化しました。

管理者ダッシュボード(メンバー別タスク数)
管理者ダッシュボードでメンバー別の未完了タスク数が一目に

🔒 非公開タスク

自分にだけ見えるプライベートタスク。鍵バッジで明示表示。

👥 共有タスク

チーム・会社レベルで共有するタスク。全員に見えるけど誰でも触れる。

📋 メンバー別タスク数

管理者ダッシュボードに各メンバーの未完了タスク数を表示。業務量バランスが一目で。

✔️ 完了レビュー

完了時にレビュアー指名 → 確認中 → 承認 or 差し戻しの仕組み。

📅 日付ソート改善

内見予約等の予約日付で並び替え・絞り込み。

🆕 NEW バッジ

最近追加されたタスクに既読管理付きでマーク。

5 これからも変わらないもの

ホーム画面が変わっても、ReTime のコアは変わりません。

  • 118項目のタスクプリセット(業務に合わせてカスタマイズ可能)
  • 物件・顧客カンバンによる全体俯瞰
  • タイムラインでの活動ログ・コメント・メンション
  • AIアシスタントによる自然言語での操作・検索
  • LINE連携・モバイルアプリ・カレンダー同期

変わったのは「最初に見せるもの」だけ。でもこの入れ替えで、ユーザー体験が大きく変わるはずです。

サービスを作っていると、「私たちはこういうサービスを作っている」と思い込みがちです。でも、本当のサービスの姿は お客様の口から教えていただくもの だと、改めて感じた数週間でした。

不動産屋さんが本当に欲しがっているのは、整然とした情報の倉庫ではなく、「次にやることが、迷わず目の前にある」状態でした。ReTime はこれからも、お客様の声を頼りに進化していきます。

「あれ、最初の画面、変わった?」と感じた方、ぜひ新しいホーム画面で1日試してみてください。タスク一覧から1日が始まる感覚、思った以上に効くはずです。

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